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セラミックよりも銀歯の方が硬くて頑丈で優れていると思うのですが…|横浜市緑区中山の歯医者 ひだまり歯科医院

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セラミックよりも銀歯の方が硬くて頑丈で優れていると思うのですが…

神奈川県中山駅の歯医者さん、ひだまり歯科医院です。
今回のテーマは「セラミックと銀歯の比較」です。
最近では被せ物をセラミックにする方が多いですが、銀歯の方が頑丈に思えるという方もいます。

確かに、陶器と金属を比較すれば金属…つまり銀歯の方が頑丈なイメージがあります。ですから、被せ物に耐久性を求めたい方からすれば銀歯の方が良いと思えるかもしれません。しかし実際にはそうとも限らず、今回はその点を中心にセラミックと銀歯を比較して説明します。

耐久性について

被せ物において重要なのは硬さだけではありません。被せ物として長く使用できなければならないですし、被せ物をした歯もきちんと守らなければなりません。

・硬さ
・寿命
・歯を守る

…この3つができてこそ、その被せ物は耐久性が優れていると言えますが、確かに銀歯は硬さにおいて優れているものの、寿命と歯を守る力が優れているとは言えません。

寿命の長さの比較

銀歯の寿命はケア次第であるものの、健康保険が適用されるため最低限の材質です。ですから一般的には3年ほどで寿命になることもあり、とても長持ちするとは言えません。また、劣化することで金属イオンが溶け出してくる問題もあります。

一方セラミックですが、一般的にセラミックは10年以上使用でき、寿命は銀歯の2倍以上の長さです。最も、セラミックも銀歯と同様、長持ちさせるには毎日のケアと定期的な検診が前提となりますから、いくらセラミックでも一切ケアなしで長く使用できるというわけではありません。

歯を守る力の比較

そもそも被せ物を立てるのは、治療した歯を守るという目的も含まれています。削った歯は象牙質が剥き出しになっているため、脆く細菌に感染しやすい状態にあります。そこで被せ物を立てて、治療した歯が細菌に感染しないように守っているのです。

しかし銀歯の場合、時間の経過とともに隙間が生じやすく、そこから細菌が入り込んでしまいます。そうなると治療した歯に虫歯が再発し、二次虫歯が起こってしまいます。一方セラミックは二次虫歯を予防しやすく、それは次の2つの理由から言えます。

・プラークが付着しにくい
・隙間が生じにくい

まずプラークが付着しにくい点ですが、これはセラミックが材質的にツルツルしているからです。次に隙間が生じにくい点ですが、セラミックは接着の際に銀歯よりも強固な接着剤が使用でき、なおかつ歯との密着度も高いため、銀歯に比べて隙間が生じにくいのです。

セラミックの頑丈さ

寿命と歯を守る力は銀歯よりもセラミックの方が上ですが、頑丈さはどうなのでしょうか。セラミックも頑丈さにおいては充分問題なく使用できますが、確かにあまり強い力で噛むと欠けてしまう、もしくは割れてしまうことがあります。

このため単純な頑丈さでは銀歯の方が優れているものの、セラミックの種類によっては頑丈さが特徴のものもあり、それがメタルボンドやジルコニアセラミックです。メタルボンドは外見こそセラミックですが、中のフレームが金属になっています。

このため金属の頑丈さを兼ね備えていますし、割れてしまっても金属はそのまま残るため修復が容易です。ジルコニアセラミックは人工ダイヤモンドのジルコニアを使用していますから、硬すぎると言われるほど硬くて頑丈であり、強い力のかかる奥歯にも安心して使用できます。

セラミックの価値

セラミックと銀歯で銀歯を希望する方は、おそらくその理由は費用の安さだと思います。銀歯は健康保険が適用されますから費用が安く、一方のセラミックは健康保険が適用されません。いくら審美性が高いとは言え、それだけの理由でセラミックにするのは高いと考えるのです。

確かに、審美性にこだわっていないのであればセラミックの費用は高いと感じるでしょう。しかし、寿命の長さや歯を守る点においても銀歯より優れているとなると、セラミックの費用は価値に見合ったものになります。

二次虫歯と治療を繰り返せばやがて歯は失われてしまいますが、セラミックすることでそのリスクを大幅に回避できるのは大きなメリットですからね。さらに長持ちする点を考えると、一見高額なセラミックですがそれに見合った価値があるのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミックと銀歯の比較についてまとめます。

1. 耐久性について :耐久性のポイントは硬さだけでなく、寿命や歯を守る力も含まれる
2. 寿命の長さの比較 :ケアと定期的な検診を前提とすれば、セラミックは銀歯より長持ちする
3. 歯を守る力の比較 :セラミックは二次虫歯を予防しやすい
4. セラミックの頑丈さ :メタルボンドやジルコニアセラミックなど、硬さが特徴のセラミックもある
5. セラミックの価値 :審美性だけでなく機能性も高く、費用に見合った価値がある

これら5つのことから、セラミックと銀歯の比較について分かります。銀歯のメリットは安いことですが、言い換えればメリットはそれだけです。一方セラミックは審美性が高いのはもちろん、機能性が高い特徴も持っています。二次虫歯を予防できる上に長持ちする…その点でトータルの耐久性は銀歯よりも高いです。

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